インターン体験記

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インターン体験記

大阪大学大学院
国際公共政策研究科
原野 博文


 10日間という短い期間ではあったが充実していたOPACでのインターンを終了するにあたり、自分の感じたことを体験記として残していこうと思う。
 OPACでのインターン期間中は、主にJICA留学生セミナーの準備、運営支援、ワークショップ参加、事後処理といったことを実施した。この留学生セミナーに関与することができたのは、非常に大きな経験であった。なぜなら、運営しているOPACだけでなく、事業の本体であるJICAや支援するJICE、そしてセミナーに参加している世界各国からの留学生やワークショップに参加した日本人という全てのアクターと関わることができたからである。単なるワークショップ参加者として参加していたとしても、平和構築等についてある程度理解でき、よい経験だったと言えたかもしれない。しかし、上杉先生をはじめ、ワークショップの素晴らしいファシリテーターの方々から様々な貴重な話を聞く機会などは、インターンとして参加し、準備や運営支援から関わらなければ得ることができなかっただろう。先生方の話は、私が大学院で研究していくうえで貴重なものであるだけでなく、今後の生き方ということまで考えさせられるものであった。また、留学生達とワークショップ以外の場面においても話す機会が多くあり、軽い世間話のようなものからも様々な視点があるということを実感することができたということも、インターンをしているからこそではないだろうか。
 また、JICAやJICEとOPACのようなNPOとの関係ということも、留学生セミナー全般を通じて関わっていくことにより、わずかではあるが理解できたことはよい経験だった。もし、企画の段階から関わっていれば、さらに多くのことを学ぶことができたのかもしれないが、なかなか難しいものがあるだろう。NPOの活動や運営ということに興味関心がある人がいれば、このあたりのことも勉強すればよい経験になるのではないだろうか。
私が今回のインターンをするにあたって抱いていた目的としては、交流・ネットワークづくりを通して平和構築や安全保障といった自分の研究の資とするということであったが、十分満足するものだった。同時期に同じ修士1年のインターン生が2名いたことも、同じ目的を持っているということもあり、いい刺激を受けた。先生方や各国留学生、インターン生など、今後もいい関係を続けていきたいと思う。
 最後に、OPAC事務局長の清水さんと仲泊さんには、インターン期間中大変お世話になりました。このインターンが充実したものとなったのは、お二人のおかげです。本当にありがとうございました。