沖縄平和協力センター
インターンシップ期間:2014.7月7日~7月25日
神戸大学(3年) ペンシルベニア州ピッツバーグ大学留学中
仲村 きらら
私はアメリカの大学に留学中の現在、夏休みを利用して一時帰国し、OPACにて3週間のインターンシップを行いました。アメリカの大学の長い夏休み、そして、就職活動前の大事な夏休みに何をしようか悩んでいたときに沖縄でOPACのインターンを見つけたのです。就職活動を目前に控えた今、働くことを学ぶということはもちろん、大学入学以来取り組んで来た在沖米軍基地問題の研究を活かせるチャンスだと思ったことが、OPACでのインターンを志望した動機です。
今回のインターンで行ったことは、尖閣問題に関する英文資料の日本語要約、OPAC通信執筆、書務(ファイル整理、タグ付け、印刷物、誤字脱字確認)などです。
英文を日本語で要約する作業では、USCAR(琉球列島米国民政府)やCIAの文書レポートを読ませて頂き、海洋関連や軍事関連の専門用語を学ぶことが出来ました。事務作業をお手伝いさせて頂くなかで新しい作業を覚えることが出来たのも収穫であったと思います。また、一次資料を読むことで尖閣諸島について、今まで何となく理解していた話しがすっと入ってくるようになりました。
OPAC通信では、2012年からOPACで行われた研究事業「日米同盟マネージメント:在日米軍との自然災害対処協力」についての記事を執筆させて頂きました。執筆の際には、テーマ選びから文章の内容まで、読者の目を意識して作業を進めなければいけませんでした。大学で提出するレポートなど、読む人がほとんど限られているものとは違い、ウェブ上での公開というのは、はるかに多くの人の目に触れるということです。またOPACという組織内部からの発信であるため、言葉の言い回しや表現の仕方にも気を遣いました。こういった経験は、ただ大学生活を送っているだけでは得られない貴重なものであったと思います。
3週間を通して、OPACで学んだことは仕事だけではありません。仲泊事務局長をはじめとするスタッフの方々と接するなかで、自分の将来や働き方を考えるきっかけを得ることが出来ました。短い間でしたが今回のインターンで有意義な夏休みを過ごすことが出来ました。お世話して下さったスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。