インターン体験記

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インターンシップ体験談

沖縄平和協力センター
インターンシップ期間:2019 年6月6日~6月27日
立教大学卒 元青年海外協力隊
香田 将吾

 私は20196月に3週間のインターン生として、OPACさんに受け入れて頂いた。
 OPAC
さんが携わっている平和協力・平和教育業務に興味を持ったきっかけは、青年海外協力隊として中東のヨルダンに派遣されたことである。私はUNICEFが運営しているノンフォーマルの教育施設に配属され、そこでイラク・シリアの難民の子供たちに対して、環境教育や工作や制作などの情操教育活動を行った。ある時、イラク難民の方に家庭訪問する機会を頂き、そこで彼らが経験した宗教的迫害の実態を知ることになった。彼らの受けた悲惨な経験に言葉を失うと共に、それが平和構築や人間の安全保障・人権といったテーマに強い関心を抱いた瞬間であった。日本に帰国後、将来を見据えてNPONGOでの業務経験を得たかった私は、沖縄で平和協力や紛争解決ワークショップを行っている団体があることを知った。ちょうどその時、地元の中学校から協力隊経験に基づいた平和教育の授業をしてほしいと依頼を受けていたこともあり、平和協力、平和教育に関する知見を深めるためOPACさんにインターンの受け入れを申し出た。3週間という短い期間ではあったが、理事長の仲泊さんには非常に温かく迎えて頂き、様々な業務を経験させて頂いた。
 ちょうど同時期にOPACさんが沖縄県の平和発信事業に向けた準備をされていたこともあり、プレゼン資料や事業実施概要書の作成、参加者募集チラシのレイアウトや、過去のOPAC事業のデータベース化など、重要な仕事を次々と任せて頂き、プレッシャーを感じながらも高いモチベーションを持って業務に取り組ませて頂いた。新卒で協力隊に参加し、実務経験の乏しい私にとっては、今回任せて頂いた業務を通して多くの学びや経験を得ることが出来た。インターン期間のほとんどを仲泊理事長とお仕事させて頂いたが、お昼休憩の際には沖縄の文化や県民性など、非常に興味深いお話をして頂き、またいつも私への細かな気遣いをして頂いたことを大変感謝している。また、主任研究員の大濵さんは私の平和教育授案に関して相談に乗って下さったり、理事の又吉さんはご自身の大切な模合(友人の集まり)に私を招待して下さるなど、周りの方に非常にお世話になった3週間であった。
 沖縄の滞在期間が梅雨の時期と被ったため、アメリカ軍基地の見学や、伊江島の「ヌチドゥタカラの家」が叶わなかったことは残念ではあるが、この3週間は間違いなく私の人生の糧になると考えている。今秋から大学院に進学し、将来的に国際協力分野での仕事を志している。今後の人生でOPACでの経験を活かし、自分のキャリアを歩むことが、お世話になったOPACの方々への恩返しになると考えている。大した経験のない私をインターンとして受け入れて頂き、懇意に接して頂いた仲泊さんをはじめOPACの皆さん、3週間本当にありがとうございました。またいつの日かお会いできる日を楽しみにしております。