沖縄平和協力センター
インターンシップ期間:2014年9月22日~9月26日
立命館アジア太平洋大学 3年
宮里 明衣子
9月22日から26日までの4日間、私は沖縄平和協力センター(OPAC)でインターン生としてお世話になりました。この4日間という短い期間のインターンシップを通して私が1番に感じたことは、1つの事業にかける労働と時間の大きさです。私は沖縄でこれまで幾つかの研修や交流事業に参加者として関わってきましたが、今回はその事業を違う立場(運営する側)から関わることができ、1つの事業における新たな一面を見ることが出来ました。ひとつひとつの念密な準備があるからこそ、沖縄で海外の方を招いた事業が実施・継続され、各国の青年達の人材育成に繋がっていると感じました。また、JICA沖縄をはじめとする他組織、人々との繋がりを4日間の活動を通して感じ、ネットワークの大切さを再確認することが出来ました。
OPACが行っている事業は、JICA沖縄からの委託事業が多く、そこからまた関係者の方々やJICA沖縄との連携を行っていく過程を間近で見ることが出来ました。様々な人たちと関わることで出来ることがさらに広がることから、そういった周りの人たちとの繋がりは大切にしていかなければいけないと強く感じました。 作業の合間やお昼休憩には、OPACで働いている方の経験談や、現在研究している尖閣諸島、また日米同盟のお話を聞き、さらには資料を読ませてもらうことが出来ました。
私は現在、日米安保に関わるテーマをもとに卒論を書いていこうと考えているため、実際に安全保障を研究している方々のお話を聞くことは大変貴重な経験となりました。お話を通して、私自身まだまだ視野が狭かったこと、思った以上に知識がないことなどを痛感し、これからの学習に対するモチベーションを上げる良いきっかけとなりました。尖閣諸島問題に関しても、近年起こった事故や両政府の見解等を通して過去にも調べたことがありました。しかし、今までとは違い琉球時代の歴史的資料を通した説明をしていただき、1つの問題に対しても視点は様々で、その視点によっては考え方まで変わってくるということに気付くことが出来ました。このように、感じたことや気付いたことは今後の卒論に向けた研究や授業などで幅広く活用できるものばかりであり、OPACでのインターンシップで収穫したものを学校生活でも活かしていきたいです。
事務所内はアットホームでとても雰囲気が良く、優しい人達ばかりで1日1日が楽しかったです。
4日間という短い期間でしたが、平和構築や安全保障の分野という自分の関心分野に取り組んでいるOPACで活動出来たことは今後に繋がる良い機会となりました。お仕事でお忙しいにもかかわらず、私の為に時間を作ってお話してくださり、また未熟な私に作業の一部を担わせていただきありがとうございます。私自身、これからまたOPACでお話したことを参考に、学業に取り組んでいきたいと考えています。そしてまた沖縄に帰省した際には、OPACにお話を聞きに伺いたいと思っています。この4日間は、沖縄から世界を見る大変貴重な時間となりました。本当にありがとうございました。