沖縄平和協力センター
インターンシップ期間:2023年8月21日~9月8日
広島修道大学 3年
坂田 郁穂
私は8月下旬から9月上旬までの約3週間、沖縄平和協力センター(OPAC)にてインターンシップの機会をいただいた。大学のキャリア・実習プログラムの一つとして、OPACでのインターンシップが紹介されており、ぜひ参加したいと考え応募した。
OPACでのインターンシップを希望した理由は、OPACの平和構築や人材育成に関する事業が、私の将来の夢と強く関連していたからだ。私は将来、UNICEFなどの職員として、子どもの権利擁護に取り組みたいと考えている。OPACでのインターン経験は、国際開発・国際協力分野の実務に対する理解を深め、その業務ならではの苦労や難しさを知る絶好の機会になると考えた。
インターンシップが始まる前は、全く使い物にならず迷惑ばかりかけてしまうのではないかと非常に不安だった。だが、OPACのみなさんに温かく迎えていただき、和気あいあいとした雰囲気の中で仕事をさせていただいたことで、だんだんと緊張がほぐれていった。
OPACの仕事を間近で見、仕事の合間にNPOやOPACに関する様々な質問に答えていただいたことで、一つの事業を成し遂げるまでにどれほどの労力がかかっているのか感じ取ることが出来た。NPOについて漠然としたイメージしかなかったところから、NPOの仕事の一部を具体的にイメージできるまでになったことは大きな成長だ。
また、私の進路に関する相談にも乗っていただいた。OPACの皆さんは、大学院進学、留学、海外勤務、JICAでの勤務等、様々なご経験があった。将来について悩んでいた私にとって、このインターンシップは多様な視点からご助言をいただく非常に貴重な機会となった。
インターンシップでは、主に「アジア高校生オンライン国際交流事業」(EPAS)と『「平和への思い」発信・交流・継承事業』に関するデータ整理や書類作成などをさせていただいた。
特にEPASの事業では、資料作成だけでなく、実際に講義・ワークショップにも参加させていただいたため、学びや反省も多かった。EPASの参加高校生が積極的に講師に質問し学ぶ姿勢や、英語で一生懸命に意見を伝える姿を見て、いつも英語力の低さを理由に挑戦することから逃げていた自分を反省した。
さらに、EPASを通して、ファシリテーターの大学生・大学院生とも交流できた。英語を自在に操り、プロジェクト活動が円滑に進むよう参加者を促す日本人学生・留学生の存在に鼓舞され、英語をツールとして使いこなせるレベルまで英語を上達させたいと強く思った。
最後にはなりますが、仲泊さん、樋口さん、金城さん、當間さん、久手堅さんをはじめ、今回のインターンシップで関わってくださった全ての方に厚く御礼申し上げます。
至らない点が多く、気が利かないことや一つの仕事に長く時間が掛かったことも多々ありましたが、OPACの皆さんが優しくサポートしてくださりました。OPACの皆さんと様々なお話をすることができ、居心地の良い職場で働くことができたおかげで、大変楽しく学びの多いインターンシップになりました。 3週間お世話になりました。本当にありがとうございました。