インターン体験記

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平成19年度インターン体験記

琉球大学3年
浦崎忠知


 大学の交換留学制度を利用し一年間フランスに滞在、そして帰国してすぐの大学3年の夏休み。以前からこの夏休みはぜひインターンを経験したいと思い、いろいろと探した結果、幸運にもOPACで受け入れてもらうことができ9月から一ヶ月間お世話になりました。OPACでのインターンを希望したのは主に以下の3点です。第一に、アルバイトほどの経験しかなかったこともあり、これから社会に出て行き働いていく上で働くとはどうゆうことなのかということをその実際の経験を通して考えたかったこと、第2に、OPACの業務と将来自分が仕事をしていく上でやりたい分野とが近かったということ、第3に、自分にとってはあまりなじみのなかったNPOという組織がどのように運営され、社会とどのような関係の中にあるのかというのを実際に働いてみて内側から見てみたかったということが挙げられます。
 インターン中の主な仕事は、インターンが始まる前にすでに終了していた「留学生セミナー」の事後処理と11月下旬から行われる「アフガニスタン青年技術研修事業」へ向けての準備の二つでした。前者は主に経理や書類等の作成が中心で、当初エクセルを使った経理の計算などまったく経験がない僕には務まるのかと不安でした。そして、案の定計算違いをしていたり、消費税の計算を間違えたりと予想通りの散々ぶりでしたが、スタッフの方の力を借りながらなんとかそれらをこなすことができました。二つ目の仕事で11月の下旬から行われる「アフガニスタン青年技術研修事業」は、アフガニスタンの中・高校の先生達が来沖し、沖縄の平和教育についての講義や実際に学校への視察、先生達との意見交換などを通して教育に関する研修をしてもらうというプラグラムです。このような研修の準備に関わったのはこれが初めてでしたが、実際に準備に取りかかると想像していた以上にやらなければならないことがありました。日程の調整は言うまでもなく、外部講師や学校との調整や情報収集などの仕事に関わることができました。
 この一ヶ月間のインターンを通して感じたことは、あるプログラムに向けて準備し、またそれを成功に導くためには、その過程の中での多くの作業の積み上げがいかに大事であるかということでした。以前大学のオーケストラに所属しコントラバスを担当していて、年に2度定期公演をしていましたが、その演奏会を成功させるためには日々の練習以外にも、広告願いやチラシ作成、会場の手配、指揮者の先生との調整などしなければいけない事が山のようにありました。しかし、その当時の演奏会も今回のインターンで関わったプログラムでも、そのような細かい過程の積み上げがなければそれらは成功しないということであり、今回それを再認識し、またこのような仕事に関われたことで得たものがとてもたくさんあったと感じています。
 最後に、インターンの間ずっと丁寧に一から仕事を教えてくださった仲泊さん、またさまざまな話を聞かせて頂きアドバイスをくれた清水さんには本当にお世話になりました。お二人のさらなるご活躍とOPACのさらなる発展を心から願っています。一ヶ月間ありがとうございました。